[抱きしめかえしてからしばらくしてアイリお姉さんが顔を上げてくれた。>>*5その顔は先ほどまでとは違う笑顔で、少女は安心する。悲しい顔を見ていては少女自身も悲しくなってしまうのだ]アイリお姉さん、迷子になっちゃったの?確かにこの船の中は広いよね!じゃあ……私も一緒にいてあげるね!うーちゃんも一緒だから、もう独りじゃないよ![差しのべられた自分より大きな手に、そっと自分の小さな手を重ね少女は一緒に歩き出しただろう]