案ずるでない。 刃であれ盾であれ、無下に使い潰す気はないからの。[タイガの懸念は、勇者一行が成長し更なる脅威となることにあるのだろう。 魔王の寛容はそれらを助長する一面もあろう] 我輩は我が意のままに生きるが、"魔"の"王"たる本分を忘れてはおらぬ。 今少しは辛抱せよ、決着を付けるに相応しき場が整うまではな。[人と魔の一線に拘る忠実なる獣へ、そう一声を掛ける]