あ、じゃあ、私怯えておこう。
もう、こう……きゅんきゅんっと、
いかにも襲われて逃げ出しました〜ウルウル
痛いよー痛いよー無線も壊れて
助けも呼べずにパニックだったよーって
しておこう。
[それはもう、羊の皮を被って無害を装う。
ミーナの様子を聞けばそれを思い至るが]
しかし、それなら私は
積極的に動くべきではないか。
しかし、………………。
[ここまで少なくなれば、そう。
疑いの矛先がこちらに向きやすくなるから。
同胞を犠牲にしてまで、生き残りたい?
また一人で孤独を味わうの?
…………それを思えば、心は惑う]