[これまで全く抜ける素振りもなかった刀。
それが何故、このタイミングで抜けたのかはわからない。
わからないが、今はその力を生かす時――と。
斬り込んだ一撃は紫黒を捉え、弾き飛ばす。
手に伝わる手応えと、地面を滑る勢いと。>>+4
それらが、今の一閃の威力を端的に物語っていた]
は……ま、アレだ。
本気の全力、出さなきゃまずい、ってなったから……って事に、しといてくれ。
[向けられた言葉>>+5、返す口調は軽いが声音には少なからぬ疲労の色が滲む。
傷を負った所に今の一撃、こちらの身も相応の負担を被っていた]