[ 赤い靄の向こうから、笑い声が聞こえる ]『ダメだなあ、ルトくんは。すぐに、そうやって、諦めちゃうんだから』[ 顔も思い出せない、けれど、良く...とても良く知っていたはずの、誰かの声 ]『決めたんでしょ?楽しく生きるって』うん...そうだね。そう、決めた。