[熱からは守られても、転がる動きに頭の中を揺さぶられるのは如何ともしがたい。 数瞬の後に意識を戻せば、自身は師匠の身の上にいて] ううっ……って…… 師匠! 師匠、大丈夫ですか!?[戦いの決着より何より、こちらを庇った師の状態が心配だった。 打撲による軋むような痛みは無視して跳ね起きると、師の身の上からどいてその顔を覗き込む*]