……っと、これはまた![駆ける最中になされる変化。>>*3地を蹴る蹄の立てる音に紫苑色を細めたのは刹那の事] まともに喰らうのは、洒落にならんな![口調だけは軽く紡いで、翼を大きく羽ばたかせる。ランスの先が肩に届くより僅かに先んじて宙に舞い、初ての突撃は回避した。そのまま左手を天へ向け、長弓を素早く握る] 飛べ![短い言の葉共に爪弾く弓弦から飛び立つのは、手のひらほどの大きさの風刃、三つ。それは複雑に絡み合いつつ、騎士へ向けて飛ぶ。*]