[選択は、間違えて居ない。
赤い世界でスマホを眺めて首を傾げた。
今日も再び触れることが叶わないダーフィトに、まぁ縁が無かったんだろうとあっさり諦めて踵を返した。
今日はドロシーの番らしい。
折角の役目だし、独り占めしてしまわなくて良かったとちょっとだけほっとしたのも事実で]
…ドロシーは誰を選んだんだろうね?
[もう一度独りになるのが怖くて、一緒について来て貰ったノトカーに問う…けれど、振り返った其処にノトカーの姿は、無い。
そこで届いた新着通知を確認し、今日はノトカーが選ばれた事を知る。
指先から力が抜けたようにスマホをその場に落として、ドロシーを探して駆け出した。
ゲームが終わった事には、まだ気付いていない]