[油断した。こんな失態を晒した自分を、あのお方は決して許しはしないだろう] 申し訳ございません、セルウィン様。[許しを乞う事はしない。それが無駄であることくらい、察している。自分に残されている道は、ただひとつ。 【この機械人形の活動を完全に停止させ、他の者たちの歩みも止めること】自分の力量がわからぬほど、馬鹿ではない。しかし、無謀とわかっていても、やるしかないのだ]