[すん、と鼻先を鳴らす。とても芳しい芳香に知らず、緩んだ口角から牙が、覗く。おむすびの香りではない。これは、] 旨そうな、ウサギの匂いだ。[はっきりとした口調で笑った。視線の先、シェイがどう捉えたかは未だ、解らずに居て]