これは………
[降り注ぐ光の中、目線の高さに浮かぶ滑らかな表面をした球体>>2:#3が目に飛び込んでくる。
球体へと近付く頃には他の者達も集まって居たか。
ある程度の人数が球体の周囲に集った時、黄昏色の光が広がった]
[球体とその周囲で起きる変化>>2:#4を私はマジマジと見詰める。
何とも不思議な光景だった。
様々映し出された光景が鏡のような表面をした球体に写し取られる度に球体が透き通っていく。
その不思議な光景から、私は目が離せなくなっていた。
口笛のような音が上空から聞こえても、視線は透明となった球体へと向いていて、花開くように外殻が開いていくのを見る]
……仔が、孵った、のか。
[先程垣間見た竜と同じ色の仔竜。
形もそのまま縮小したような感じだ。
卵を探していたのに、まさかこのような場面に遭遇するとは]