[戦舞台となる浮島の頭上には召喚時の『異界門』のある小島が浮かび、浮島に薄っすらと影を投げかけている。 従華、『柊の護花』の環境変化。 群島は、自然溢れているが、この戦舞台も生命の息吹はあったろう。 霜付き、氷雪が何処からともなく、護花の周囲に満ちてゆく。 荘厳な戦舞台の上であっても、それは変わりなく。 地であろうが床であろうが、環境が変化する。 其れはさながら、凍柊の領域の縮図、或いは先の千年を思い出させる様な一端だったか。]