旨そう…、ね、ローゼン。 味見してもいい?少しだけ、少しだけだから……[柔らかく唇へ食んだ耳が、ぴくぴくと震えている。 ああ、なんて可愛らしいのだろう。 食べられる為に生まれてきたような――こくり、喉奥を鳴らして牙で触れ、]