ほう……。[竜神は、他種と相対する時には真なる竜態は取らぬと聞いていた。故に、盟約の儀式の際は人に近しい姿で対するのだと。だから、どんな術を見せてくるのか……というのは、ここに至るより以前の興味の対象だった。そうして、現れたのはどこか、生命を感じさせる武具。>>*0] 予想を超える芸達者だな。[ぽつ、と呟き落とした後、微かに口の端を上げる。当然の如く、竜神と対するのは自身も初めての事。どう攻めるか──そんな思考が巡るのは刹那]