クレス まだそこにいるな?[声を介さず呼びかける。腹心の消滅は知らなかった。未だ、呼び合うものがそこにあるのだから。] おまえの傍まで路が来ているな? これで最後だ。おまえを俺に寄越せ。 俺のものにならない世界なら、 すべてぶち壊してやる…[妄執に染まった意思が陽炎のように立ち昇る。]