さ、行こう。うーちゃん
[向かうはシュテラお姉さんのところ。表のアイリおねーさんが近くにいるのだ。すぐに見つかられるだろう]
ようやく……ようやく耳をかじれるね
[赤い世界に溶け込んだシュテラお姉さんの灰色の小さな耳にそっと牙を立てる。
願わくば、このお姉さんも仲間になってくれますように]
[一かじりすれば、口に広がるのは甘美な味わい。
これが自分が求めていた味なのか。
歓喜に全身が震え、もう一かじりしようとしたところで突然目の前のシュテラお姉さんが消えた]
……な〜んだ。お仲間じゃなかったのね
[きっと船倉とやらに送られたのだろう。
ふとポケットにあるスマホに着信が来ている。それを見ると>>#0>>#1]