― 『世界軸』中層・奥の院 ―
……試練、お疲れ様。
待っていたよ、天聖の『柱』たち。
[やって来た者たち>>+12を、神子は静かに迎える。
相変わらず疲労の影は残るが、瞳に宿る力は強い]
先にも伝えたように、きみたちにはこれより下層へ赴いてもらう。
侵食してきた『虚無』を祓い浄める……この百年の間にたまった澱みを祓い、新たな百年を正しく刻むために、その力を尽くしてほしい。
[そこまで告げて、神子はは、と一つ息を吐く]
下層から来る『虚無』は、重い感情を澱みとして宿している事が往々にしてある。
それへの護りとして、コスモを戦いの場の近くに控えさせておくよ。
あの子は、心の輝石の化身。
きみたちの揺るがぬ心を、確りと支えてくれるはずだ。
[静かな言葉でここまで告げた後、神子が浮かべるのは、笑み]