― 『魂の檻』 ―[消えた『紡ぎ手』が現れたのは、時空の狭間に築かれし異空間。『魂の檻』と称されるそこは、カードを失ったカード・マスターたちが一時的に囚われる場所。霞色の霧の漂うドーム状の空間の一角では、何やら騒ぎが起きていた。『審判』の主と、彼に嵌められた者たちの揉め事が続いているらしい]……やれ、こちらはこちらで賑やかなものだ。[その騒ぎを一瞥した後、『紡ぎ手』は小さくそう呟いて。それから、新たにやって来た者たちを改めて、見る]