人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


【赤】 韋駝天 ヤコブ

 ……さっきの見張りか。

[影の中から現れたのは、先に見たのと同じ小さな獣>>2:91]

 丸腰とはいえ、妙な術を使う。

[攻撃に転化するためのこちらの力とは違う、相手を翻弄するかのような奇妙な力。
 未だ底知れぬ相手だが、黙って見ているつもりはなく]

 こんなんで、おれっちを試してるつもりか?

[こちらへ噛みつかんと、口を開け牙を晒す小カラカルの、一体は上から振り下ろした刃で叩き、もう一体は右腕を外へ振るようにして横薙ぎにする。
 二体の獣が消えたところで、こちらの動きは止まらない――というより、振り抜いた槍の動きに引っ張られるようにして、大きく右側へ回り込む。
 通常の体重移動ではあり得ぬ動きは、相手の目にどう映ったか。
 着地と同時に今度はしっかりと屋根を踏み締め、刃を左へ振り戻して側面からの一撃を狙う*]

(*0) 2017/05/01(Mon) 00:46:12

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