ほらほら、凄いな。食べても元通りになるぞ。なぁ…………あれ。[あまりに面白い光景に、声の届く者達に機嫌良く呼び掛けようとして、何か忘れていると止まる。自分は彼らの真名を知っている筈なのに。どうして忘れてしまったのだろう。いつの間にか同じ赤の気配が増えても。それがとても愛おしいはずなのに、その真名を思い出せない事が少しもどかしく。けれどその想いも降り積もるマシュマロに消えて行った**]