>>-3160 ……記憶の項をめくれば、彼女は我が宵闇の言の葉に寄り添い、そして我と同じ時を過ごした……。冥府にあれどその輝きを失わぬ気高き魂、故に堕天使たる我は心惹かれたのかもしれぬな……。
しかし彼女は”翠玉の都を望む者”―――何れ訪れる別れの運命―サダメ―を前に、幼き彼女を困らせるほど、我も子どもではないよ……我はただ……あの子が幸せならば、それで良い
(思えば、ドロシーちゃんは私の遊びにつきあってくれて、とっても優しくしてくれて……私、いつも嬉しかったんです。
……でも、ドロシーちゃんは遠くに旅立ってしまうでしょう?こんなこと言ったら困らせちゃいますし……私、ドロシーちゃんが幸せならそれで十分です!)