あなたのしらない夢を見るあなたのしらない夢を見るのわたしのようには ならないで――やさしい誰かが あなたにふれるように誘いの夢が 魅せた記憶瞳を開けば 泡のように消えてしまうさしだす手も 応えるこころもないけれどあなたに ふれてみたかった――ただ忘れないでいて しらないだれかの わたしに似た声がきこえるわたしのしらない かなしい夢あなたのしらない いとしい夢の中 眠る