ユーリエ>>77>>-1209
『なんだか、神様みたいやね……』
え……どういう意味だろう……。
[…は思わず瞠目する。言葉の真意を汲み取れずにいた。
時偶触れてくれるこの髪が、そんな印象を与えたのだろうか?
金の髪を指先でくるくるといじりながら思いあぐねる]
そういえば、今はユーリエにちゃんと触れてる……?
[眠るその身体が透けていないと気付き、
寄り掛かる彼女の頭をまるで赤子をあやすようにぽんぽんとたたいて]
もし僕が本当に神様だったら。
[このままでいられればと願わずにはいられなかった]
――本当に神様だったら、もう君が透けたりしないようにできたのに。