『これが俺たちが遺したものの結末ですよ ねえ、……ジムゾン』[悲嘆を背負う慟哭>>18を聴きながら口角を歪めた自嘲を含む言葉を投げた声音は、冷えたもの。真実Tatsacheは汚れ証明Beweisが許されることはなく全ては光の中、雪と共に消えるだろう。悲劇を担う片割れを見つめるいつか遠い過去、年上の同胞が抱いて見せてくれた占い師の家系の彼の血を継ぐ赤子は失くした家族をもう一度欲しいと想う切っ掛けだった。]