>>-982>>-983 エレオノーレ[手に掌が重ねられて、嫌な予感がした瞬間に押し付けられる爪] ―――〜〜…ッ![彼女の細く白い指先が目元を辿る。伝うのは赤色。――嗚呼、よくない心地だ。優雅に細まる彼女の瞳は、美しくも残酷な色。男は虚ろになりかける表情を堪え、無理やり笑った] …はは。良い御趣味で。 でも何故か、あまり嬉しくはないですね。[再びナイフが構えられる。来たる痛みに耐えるよう、びくりと身を強張らせた]