[兄さん、貴方はよく出来た兄で、俺は尊敬していた。だから兄さんが死んだ後は、貴方の代わりに愛した国を守らなければと思った。それ以外に自分の価値を見いだせなかったから。でも貴方の代わりには結局なれなかった。代わりになんかなれる筈もないんだ。職務に就いてから…士官学校に行ってからの貴方を俺は知らなかったから。]