[シン、と森は沈黙していた。ザワつく命の営みの途絶えた森の湖畔、兎はにこりと笑い、唇の端についた少しの血を舐めとった] ごちそウさま♪[そこには、甘ったるいティーカップの香り。ジャンの手を握った指をゆらゆらと揺らした。手の甲につけたごく小さな牙傷は、けれど付けた者の力を反映してなかなか治癒しないだろう] お茶、飲む?甘さ足りなイけど♡