>>-403[自然視線は床に落ちた。けれどその次の瞬間に感じたのは、自分の頭を優しく撫でる彼の手の温もりで]………シェイ、君……こんな大事なものを、私に………預けて下さって[ぎゅう、と胸で拳を握る。捉えてしまったもの、見えない大切な何かがそこにあるかのように。大切に抱くように]……捨てるなんて、とんでもないです。あなたの気持ち、優しさ、勇気。全部全部覚えておきたい[可愛いだけの印象では決して無いと。彼と会って、話して、少しずつ教えてくれたから]