─京都駅─
うんっ。
[>>-934時間というものは有限だ。
最終日に買えばいいからと思っていたのもあるけど、それ以上に目の前の事象の方に心を奪われていたから。
全て違う店で購入したのでお土産のビニール袋が四つ。
一つ一つはそう重くないけどかさばっていた。
そこに手を貸そうと玲緒が言ってくれたので、千寿せんべいの入った袋を渡してみる。
集合場所には班の子達もいて、昨日と同じく旅行を満喫してきた旨を少し話す。
その時には手は離れて玲緒の温もりを感じる事は出来ないけど、新幹線の中ではまた隣に座れるし。
そんな事を考えれば寂しくなかった。]