人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


【独】 夜盲 ジャン

― いつか、夜の帳の中で>>-911

[夜盲と言えども異形の端くれ、その瞳は闇を見通す。
まして、其れがかつて焦がれた血の気配を纏えば]

 今晩は。

[足を止めて空を仰ぐ。
木々を揺らす風にふわりと帽子が攫われて、其れでも"彼"から眼差しを外すことはなかった]

 ありがとう。

[細めた空色が映すのは、懐かしい小柄の兎。
初めて出会った時の様に、彼は逆さを向いていた。
ご丁寧に、ティーセットまで持参して]

 ふふ、そのようですね。おめでとう御座います。

[確かに彼の腕にもう枷はない。心なしか雰囲気も変わったようだ。それでも彼であることに、違いはないだろうけれど。
柔らかく微笑んで、ぱちぱちと拍手を贈る]

(-929) 2015/02/07(Sat) 21:38:03 (karara)

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