[>>-896京都駅へと向かう為、お店を出て四条通を歩く。その途中に玲緒の手が伸びてきて、また手が繋がれる。じゃれるような仕草は初めて会ったあの日みたいで。指先が絡めばくすぐったくて小さく笑い、応じるように指を絡めた。]ん…、そうだね。二人でいれば怖くない。[――まるで魔法の言葉みたいだ。そうして二人で子供みたいに笑い、同じ方向を見て最寄り駅へと歩を進める。そのずっとずっと先にはきっと望む未来が続いていると信じて。**]