人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


【独】 兎 ツェーザル

― いつか、夜の帳の中で ―

 こんばンは

[森の中。
夜狐の眼差しは昼の蒼天。其は闇をとらえ得るか]

      覚えてるよ?


[風が吹いて枝がさやいだ。
太い梢に、闇と同じ色の小柄な影。天地さかしまにぶら下がる黒衣の兎は、手の中のティーセットをくると回した。陶器の触れる小さな音]

 ジャン。もう、枷はない
 本気を出すコツもわかって来たんだ

[首に巻かれた厚い首輪にそっと触れて、地上の狐へ手を伸ばす]

 約束─── 食べて いい?

(-911) 2015/02/07(Sat) 19:49:06 (tayu)

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