―わくわくアニマルランド>>-802―
[圧倒的なもふもふ攻勢に、狐はぐるぐる、眼を回し気味です。
うさんくさい関西弁へ突っ込む余裕もありません]
きゅーん、きゅーん。
[それでも優しく撫でて貰いましたので、
ふさふさの毛並みはよく整えられて、靡いています。
仕方がない、赦してあげよう、と言う様に、
尻尾をまたふわりふわりと彼女の目の前で揺らしました。
――まさか、彼女の必死の忍耐強さに、
命拾いしているとも知らずに]
―――――こん?
[急に相手は大人しくなって、空を見上げています。
疲れてしまったのでしょうか。それならばゆっくりと休むと良いでしょう。大丈夫、時間は沢山あるのです。
狐も一度同じように空を見上げて、それからゆるゆると眠る体勢に入りました]