>>-803ああ、そーだな。[伸ばした手が、真っ赤に染まる襟の上から仇敵の喉を捉えた。ゆるり、そろりと、痛みを与えない程度の嫌がらせじみた力で指を埋める。言葉通り、彼の手がするりと首へ伸ばされる。夜の空気に晒された指は、肌に触れれば剃刀のように冷えていたか]ンなこと、百も承知だっての。片思いじゃねーんだからな。互いに想い想われだろ、オレらの関係はな?[からからと笑って降らす言葉。一方通行に殺意を表すだけの関係ではないと表すには、実に悪質な選択で]