人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


【独】 貴族 クレメンス

― あの世とこの世の境目 ―

[青い空間では、時の流れは曖昧だ。

炎に包まれる船、歓声をあげる民衆、目覚める風、風に揺れる、花…

時には、過去にさえ遡り、聞こえぬはずのこえを聞き、見えぬはずの光景を見る]

[そうして、今は、橋の上…二人の若者が剣と拳と想いをぶつけあわんとする、その最中に、男の意識は在る]

[カナンにより示される紋章と、それを見たクロードの反応に、僅か目を伏せて]

まったく、使いどころを心得ている

……すまんな。

[小さく、呟いたのは、どちらに対する詫び言だったか]

[後はただ、楽しげに、そしてどこか懐かしむように、かけがえの無いその時間ときを見つめていた*]

(-749) 2015/03/23(Mon) 23:49:34 (fukafuka)

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