[そんなキールたちに渡されたのは、春の欠片。桜の葉のほのかな匂いを纏った桜餅が、ひとりひとりに手渡された―――此処に至って、ようやく誰かが思い出す]「あっ!! ホワイトデー!!!!」[ざわざわっとする女生徒たち]