…あれ、あの人。[>>304ユレ先生、の声に少し瞬いた。見覚えは少しだけある。時期的に授業を受けた事はないが、巫女姫の傍にいた人物で、傍仕かとも思ったが、先生と呼ばれる以上シュビトの人間だったのかなと思う。シュビトの人間が王府にも解放同盟にも飛び根付いた様と結末を、ゆら、ゆらと見届けた。]