― 幽界の狭間 ―[西の砦に炎が飛べば、ゆらと泳いで密やかに舞う。こっち来んなよー、と呟きながら、胸中には同盟の勝利と同志らの生存があった。]ん?[>>5:275ジェフロイの指示で運ばれた、見覚えのある壺を見て瞬く。それが投石器で飛ばされるのを目で追い、着弾して炎をまき散らすのを見るとさすがに驚いた。]おー…あれあんな使い方出来んのか。[凄いなと同時に恐ろしいなとも感じながら、燃え盛る炎の小山を眺めていた。]