─ 回想/二日目、奈良 ─
[ポーカーでの負けを清算する為に和スイーツを求め、亜梨沙と町屋を改装したカフェへ>>-360。
艶やかな黒蜜のかかった葛もちに舌鼓を打つ亜梨沙を見ていれば、ぜんざいを食べる手がより良く進んだ]
おごり甲斐のある食べっぷりだった。
[礼にはそう答え店を出れば、ならまちの雑貨屋めぐりへと繰り出す。
>>-364まさか自分の髪色に似た硝子細工のペンダントが目に留まっているなんて気づきはしないままに、十二神将フィギュアのガシャポンを回す亜梨沙を見守る]
目的とは違った? 記念だから、きちんと持っていこう。
[少し残念そうな亜梨沙の呟きを聞けば首を傾げ、そうしてフィギュアを鞄にしまうのを見届ける]