― いつか ―
[ もしもの事があっても、友であり続ける...そう約してくれた友人は、やはりその後も生真面目で、ある日、二人での気楽な酒盛りの最中に、その生真面目さがまるっと発揮された言葉が零れて落ちた>>-542 ]
お前、ほんとに...
[ 真面目だな、と言えばいいか、オクタヴィアス想いだな、と言えばいいか、しばし悩んだ挙げ句に、ただ笑う ]
考え過ぎ...でもないかもしれないが、そりゃ、心配しなくていい。
あいつは、タヴィは、ウエストマールへの憎しみや恨みを糧にしているわけじゃない。それは、お前さんだって、知ってるだろう?
[ 他ならぬウエストマールの軍人であったクロイツに、正面から心をぶつけたオクタヴィアスのことを、と ]