― 回想・士官学校時代 ウサギ狩りの後 ―>>1:-98[その日、西寮方面に散歩にいったらしい兎は非常に様子がおかしかった。]―――――きゅ……ぶぅぅぅ……ぶー……ぷぅぅぅ…[普段からふさふさしている毛は空気を含んでよりふさふさと…ありていに言えば膨らんでいる。兎表情もなんとなくやさぐれているような不機嫌さ。撫でられても、暫くもごもご動いていたが、やがて落ち着いてすっぴすっぴと寝息をたてはじめた。][そんな平穏な時間を乱す不吉な一報>>0:728]