人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


【独】 貴族 クレメンス

― 狭間 ―

[ 吹き抜ける風そのもののように青い世界から駆け出していく娘を見送った>>-433その直後、呼び掛けられる感覚に>>51、男の魂はふわりと現世の片隅に浮き上がる ]

巫女姫と婚姻?なるほど。

[ それは、どこからどう見ても、立派な政略結婚だったが、彼女との面会を果たした後の、カナンの言動を見れば、彼自身の望みは明らか。
しかも申し出たのが巫女姫の方からというのであれば ]

悪く無い話、ではあるのだがな。

[ ソマリ・フル・アレイゼルが聞いたなら、色々は喜んでお膳立てしてくれるだろう事も想像に難くはない、が ]

最大の難関は、すぐ目の前に、か。

[ くす、と笑った男の目には、カナンの口にした通りの楽しげな煌めきと、子供達の悪戯を微笑ましく見守る親の如き色が浮かぶ ]

まあ、大怪我せぬ程度に、がんばれ。

[ 笑み含んだまま零した声は、「父上」と呼ぶ目の前の若者と、今頃どこかで燃え上がっているであろう、もう一人の青年、二人共に向けられていた** ]

(-539) 2015/03/22(Sun) 20:50:17 (fukafuka)

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