人狼物語−薔薇の下国

320 四月の嘘は君の魔法


【独】 副官 ウェルシュ

―ボツ版―

[互いの寂しさを分け合い、埋め合っていたのだろう彼女達、
地下室から見つめていた男には
マリエッタへの感謝の念が沸いていて。

――精気の量と種類が、増える…

そんな打算も、無かったといえば嘘になる。
進化した彼女から、異形の歪みが消えていく。
麦色の髪へ戻ったカサンドラへ頬擦りし――
眦に浮かぶ雫を舐め取るように、口付けた]

じゃあ、彼女を此処へ呼ぼうか。

――迎えに行っておいで。

[ふわり、男が虚空へ差し出した指先から
マリエッタへと飛び去ったものは――]

(-516) 2015/04/08(Wed) 02:26:34 (presage)

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