人狼物語−薔薇の下国

215 龍海乱舞 ─南方海域波乱航─


【独】 つむじ風の白狼児 ゲルト

「己が見たいと、知りたいと願う思いのために全力を傾ける……古きを重んじつつも、そこに捕らわれぬ魂を、感じましたから。
 ……『糸』であり、変革をもたらす『力』。
 そこに、『価値』あり、と判じたまでです」

[国としての利を追いつつ、同時に、『個』の秘める可能性にあらゆる意味での『価値』を見出したのだと。
告げる表情は楽しげで、それでいてどこか穏やかなもの]

「……やぁれやれ。
 ま、メル殿らしい……っていえば、そうなるか」

「……まったく、だな」

[その様子に、どこか呆れたように呟きつつ、それでも。
国王と総括、それぞれの表情もまた、穏やかで。

風の国ユウレンを動かす三つの要のお茶の時間は、一先ず、緩やかに過ぎるようだった。**]

(-513) 2014/07/15(Tue) 10:05:12 (tasuku)

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