[数日、なんとなく気まずく過ごしていた。万里の顔を見てしまうと、どうしても意識して顔が赤くなってしまう気がして。かといって、そのまま彼とぎくしゃくしたままなのも嫌で。調理実習でチョコチップ入りのマフィンを作った時。ふと、メッセージカードを添えて、彼の机に忍ばせた。]