>>-471カレル[何処からか戻って来たカレルの顔は、何やら吹っ切れたような、何やら一回り成長したようなそんな爽やかな笑顔だった。戻って来ない事すらも、内心覚悟していただけに。腕の中のカレルが愛おしく]……ん?――…![呼びかけられ、顔を向ける。――柔らかな感触が、唇に伝わった]ああ、そうだな――絶対幸せになろう。[例え世間がなんと言おうとも、世界でただ一人、君だけを、と。その言葉を伝える様に、――カレルの唇を柔らかく食み]