『お前は命を使いすぎている上に、他者から取り込む力は受け継いでいないから、大分緩やかだが。
源を破壊されつくしていないならば、再生は適うはずだ』
……いつもの傷と、同じ、ってこと……?
[魔鎌を手に、戦士として立って以降。
戦いで受けた傷は自ずと再生するのが常の事だった。
それと同じ事が望めるのかという問いに、父は一つ頷いて]
『……だが、それを為すか否かは、お前の意思一つだ。
目覚めを望むなら、応えはある。
望まなければ、求めなければ、変化はない』
あたしが……望むなら。
『そうだ。
で、どうしたい?』