『七日目の朝、天使は魔物に言った』『其方の飢えが、其方を闇に留めるのなら、私を食らってその飢えを満たしなさい』『天使の言葉通りに、白い天使を呑み込んだ魔物は、生まれて初めて飢えを満たされ』『同時に、闇の中、六日の間、目の前に在った光は消え、独りきりであることに気がついた』