……え、と。[なんて言おう。さようなら、は、何となく言いたくない。ならどうするか、と少し、考えて] ……また、ね![廻る風は魂を先へと運び、いつかまた目覚めさせるのだと。一族の古老に聞いた話を思い返しながら、そう告げて。ひら、と手を振った後は前を向き。在るべき場所へと向けて、駆けてゆく。]