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[しばし目を伏せていたが。
やがて顔をあげ、ガートルードの視線をまっすぐに受け止めた]
うん。そうっすね。我ながら、酷い男だと思う。
謝る理由?自己満足の為っすよ。
だから、小雪が受け取る必要なんかない。
―――言われなくたって、幸せになるよ。
自分の為にね。
大好きだよ、小雪。
さらに苦しめる言葉だと分かってはいても、
オレは言うよ。
大好きだよ、小雪。これまでも、これからもずっと。
[ガートルードの瞳に写った自分の笑みは、
果たしてどういった形をしていたのだろうか。
何だか眩しくて、目を細めた]